お元気さまです!こゆび(@koyubi5cmblog)です。
今回は子育てに関わるお金の話です。
我が家の1歳11か月(この記事執筆時点)の娘は実は出生体重2130g。
低出生体重児でした。
予期せぬトラブルで産院から1人だけNICUのある病院に転院。
34日間入院していました。
娘の体の心配もそうですが、次に気になった事…
それは入院費!!!
全くの想定外…!
一体いくらかかるの!?
- NICUの入院費ってどのくらいかかる?
- 実費はいくら?
特に今妊娠中の方や、これからお子さんを計画している方は知っておいて損は無い内容です。
NICUの事や制度の説明はすぐに出てくるけど、実際にいくらかかったとかのリアルな声が少なかったので経験者として書かせて頂きました。
※制度についてはお住まいの市区町村のものをご確認ください。
ぜひ最後まで読んでいってください!
NICUについて
人によってはNICUに馴染み無い方もいらっしゃるでしょう。
NICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児特定集中治療室)は新生児(生まれたばかりの赤ちゃん)に特化した専用のICU(集中治療室)のことです。一般のICU以上に細菌感染などを防ぐために厳重に管理されていて、赤ちゃんはひとりずつ保育器の中で酸素や栄養をもらいながら治療を受けます。
Medical Note NICUとはなにか―赤ちゃんの治療のための集中治療室
NICUは、生まれたばかりの赤ちゃんが医療の助けを必要としているとき、治療のために入る集中治療室なんですね。
低体重で生まれたり、何らかの病気や治療が必要な状態で生まれた赤ちゃんが入院します。
娘の場合は低体重、低酸素状態で入院。
その後、不整脈や血管腫、毛巣洞が見つかり入院期間が延びました。
NICUの入院費はいくらかかる?
ではNICUの入院費はいくらかかるのでしょうか?
NICUの1日あたりの費用は約8~10万円と言われているそうです!(重症度による)
24時間体制で治療・看護してもらっているのでそのくらいは当然かかりますね。
そして娘の34日間の入院費総額は
¥2,330,840-
でした!
たっっっか!!!
正直「出産・育児スタート用に貯めてたお金がパアになるかも…」と思っていました。
でも大丈夫です!
各自治体で医療費助成制度があります!!
- 乳幼児医療費助成制度
- 未熟児養育医療制度
これらを利用すれば、自己負担額を減らせます。
乳幼児医療費助成制度
乳幼児医療費助成制度はどのお子さんも出生後に申請できます。
お住まいの自治体が発行している受給者証を病院に提出すれば自己負担額が減ります。
私の住む地域は、娘が受診しても1回500円でOK!
大人じゃ風邪でも薬込みで1回数千円はかかります。
未熟児養育医療制度
未熟児養育医療制度は、医師が入院養育の必要を認めた1歳未満の未熟児が対象です。
指定された医療機関で医療の給付を行います。
ただし、全員が対象ではなく以下のいずれかの症状がある場合です。(広島市HP 未熟児養育医療より引用)
- 生まれたときの体重が2000グラム以下の乳児
- 生活力が特に薄弱であって次に掲げるいずれかの症状を示すもの
- 一般状態
- 運動不安・けいれんがあるもの
- 運動が異常に少ないもの
- 体温
摂氏34度以下のもの - 呼吸器・循環器系
- 強度のチアノーゼが持続するもの
- チアノーゼ発作を繰り返すもの
- 呼吸数が毎分50を超えて増加の傾向にあるもの
- 呼吸数が毎分30以下のもの
- 出血傾向が強いもの
- 消化器系
- 生後24時間以上排便のないもの
- 生後48時間以上嘔吐(おうと)が持続しているもの
- 血性吐物・血性便のあるもの
- 黄疸(おうだん)
- 生後数時間以内に黄疸が現れたもの
- 異常に強い黄疸のあるもの
- 一般状態
娘は、低酸素状態で人工呼吸器が必要だったので呼吸器症状の所に該当しました。
我が家では病院側から「この手続きをしてくださいね」と案内されていたので、時々質問しながら数週間かけて手続きができました。
実際の自己負担額は?
では実際に払った金額がいくらだったのか気になりますよね。
先程もお伝えしましたが、34日間入院していた総額は¥2,330,840-
そこから、医療費助成制度を使って実際に我が家が負担した金額は
¥3,500-
でした!
やっっっす!!!
実際の領収書です↓一番下の3,500円が自己負担額です。
ちなみに入院期間が月をまたいでいるので、↑の領収書は1ヶ月目のものです。
画像内の合計点数の欄にもありますが、途中経過で175万もかかっていました。
残りの58万円分が2ヶ月目にかかった金額ですが、こちらの請求額は0円でした。
制度様様!入院費は心配しないで!
いかがでしたが?
NICUの入院費総額は確かに高いけど、自己負担額はだいぶ安い事が分かって頂けたと思います!
もっと入院期間が長い方でも自己負担額は諭吉さん1ケタ分くらいのようです。
ただでさえ生まれた子がNICUに入院して心配な上に、お金もいくらかかるか分からず不安だと余裕が無くなってしまいますよね…。
出産も育児も何が起こるか分かりません。
ですが、この記事を読まれた方は「使える制度がある」「自己負担額は思ってるより安い」と知っているだけでも、いざその時が来た際にご自身や周りの方に役に立てるでしょう。
ちなみに娘は現在、体重こそ成長曲線の一番下ギリギリくらい。
よく遊び、よく食べ、元気に成長しています!
小さく生まれてもちゃんと育っていきますよ♪
ちょっとでも参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
広島在住2児の母。2021年4月から当ブログ開始。2023年11月ジムインストラクター→フリーランスWebライターに。Webライター月収15万円達成。X(旧Twitter)フォロワー数7000越え。
コメント